
もっとやりがいのある仕事をするために、
ぬるま湯状態から抜け出るために転職を考えるという人もいます。
役所関連などでよくいわれていますが、あまり古い体質の会社だと、
自分の実力で評価されることはなく、長く在籍していることが評価の基準になったり、
ただいるだけでなんとなく昇給するなどというケースがあります。
いるだけでお給料が上がっていけばそれにこしたことはありませんが、
こうしたぬるま湯的な環境は自分の思わぬところで環境が変わってしまったときに、
大変な思いをしなければならなこともあるので注意が必要です。
例えばリストラに遭ってしまったとき、ぬるま湯の中にいた人は、
転職するときに相当の苦労があるかもしれません。
運良く転職できたとしても、その後の仕事でこれまでとまったく違う社風に戸惑ったり、
即戦力として活躍できないとなると、
またリストラ対象にされかねない危険があります。
しかし、安定した職場ほどぬるま湯環境であるケースが多く、
こうした環境がよくないとわかっていても、
居心地がよいため現状打破することができない、という人は少なく内容です。
ぬるま湯環境にいる人は、自分のこれからのキャリアプランを考えてみましょう。
仕事が人生の中心でない人も多いと思いますので、
バリバリ働くことはせず、一定のお給料だけもらいながら生きていければいいという人は、
転職する必要はないでしょう。
しかし、いつまでもバリバリ働いていたい
仕事を通じて自分を高めていきたいという人は、
ぬるま湯がよいとはいえないので、
転職をしてぬるま湯環境から脱する必要があります。
また、ぬるま湯状態の職場ならではの仕事の悩みもあると思われますので、
職場環境は悪いけれどぬるま湯の好待遇を取るか、
それとも自分のスキルを高めてしっかり働ける場所に行くかということも、
検討してみたほうがよさそうです。
ぬるま湯環境というのは、あまりよろしくないような印象がありますが、
働いている人にとっては楽に高収入が得られる、
その場にずっと居続けることができればそれに越したことはない環境でもあります。
そうした環境を打破して転職するというのは、心身ともにかなり消耗しますし、
不安の大きいものになるでしょう。
しかし、より自分を高めていきたい、イキイキと働きたい人にとっては、
新しい環境に身をおくことは、きっとよい結果を招くと思います。
環境を変えることを検討されている方は、自分の今の環境を見直し、
不安や不満を洗い出して、転職におけるリスクと照らしあわせてみましょう。
自分がどうするべきか、どちらが自分にとってよい選択なのかが見えてきます。