
TOEICは、現在日本国内で最も有名な英語能力検定試験です。
他にも英語能力検定試験としては、英語検定試験やTOEFLがありますが、
TOEICが最も人気が高く受験者数が多い試験となっています。
TOEICで高得点をとることができる人というのは、
読み書き(リーディング)だけでなくリスニングの能力も高いとされるので、
コミュニケーションに必要な英語能力が高いという評価につながるようです。
数十年前までは日本で最も有名な英語能力検定試験は「英検」でしたが、
こちらは読み書きによる能力診断の面が高く、
「会話に役立たない日本人的英語」として批判され、人気を失っていきました。
TOEFLも、TOEICと同じアメリカの非営利団体によって主催される世界共通のテストですが、
今ひとつ人気の面ではTOEICに劣るようです。
TOEIC(トーイック)は、
Test of English for International Communicationの略称で、
日本だけでなく英語圏以外の多くの国で共通のテストが行われています。
TOEICが英検に代わって人気を得るようになったのは、
テストの結果が合格・不合格ではなくトータルスコアとして算出されるという点です。
そのため、受験者の受験時の英語能力を正確に把握しやすく、
また難度でもチャレンジして都度成績を出せるという便利さがあります。
日本ではTOEICを積極的に利用する学校・企業も数多くあり、
2010年の時点では約2900の団体で教育カリキュラムの一貫として採用されています。
特に企業においては海外出張や駐在のための人材選出基準として使われており、
TOEICの試験結果がそのまま昇進や昇格の要素になるとまで言われています。
TOEICの具体的なテスト内容としては、リスニングテストで5~495点、
リーディングテストで5~495点という配点がされており、
リスニングとリーディングの合計点が受験者のスコアとなります。
つまり合計点は10~990点の間で評価されるようになっているということです。
TOEICで高得点を目指すための勉強法やテキストなどが、
現在多くのメーカーから販売されています。
中には3日で取れる!といった短期的な効果をうたった情報教材なども見かけます。
私は今のところ公式テキストを購入して読み込んでいるという最中ですが、
もし切羽詰まってきたら、ちょっと便利な教材なども購入してみようかと思っています。
参考:TOEIC公式サイト