
金融業界は人材流出率(離職率)が高いことが有名な業界です。
金融といえば2007年以降のサブプライム危機のために、
一時的に人材が急激に減少して、
未経験での求人がどっと増えたということがありました。
しかし現在では人材面では落ち着きが見えるようになってきており、
未経験や新卒よりも経験者を優遇してよい人材を確保しようとする企業が
増えている傾向にあるということです。
ですが、私のような未経験者に対しての門戸は完全に閉じられているわけではなく、
依然として新たな人材獲得のニーズは高止まりをしています。
これから未経験者として金融業界を目指そうという人なら、
ここ数年のうちがチャンスと言えるかもしれません。
ただし、人材獲得のニーズが高いからといって
安定的な正社員の職ばかりが空いているわけではなさそうです。
離職率が高く、実力主義の金融業界においては、
いきなり正社員として未経験者を採用することはあまりなく、
最初は契約社員や派遣社員として採用をして、
その人の適正や実力を見ながら待遇を変えていくという方法も
多くの金融企業でとられています。
幸いにして私はまだ結婚をしておらず、養わないといけない子供もいませんので、
短期的には修行のつもりで薄給を我慢するということも不可能ではありません。
その分将来どうしてもキャリアアップするんだという気持ちはいるのでしょうが。
金融業界にはさまざまな職種があるわけですが、
将来的にハイキャリアを目指すのであれば、特殊な資格を取得したり、
専門分野の知識を得ておくなどをしておくと、かなり有利となるようです。
資格としては、まず法律系資格である、
「公認会計士」「税理士」「社会保険労務士」などです。
司法試験に合格実績があると最高ですが、
今から取得を目指そうと思ったら私なんかは、かなり時間がかかりそうな気がします。
他にも経済分野の資格である「証券アナリスト」や「金融業務能力検定」なども、
資格欄に記載があるとそれなりに評価が高くなるといいます。
また、最近大注目なのが「USCPA(米国公認会計士)資格」です。
今後ますます進むことが予想される海外(というかアメリカ)との金融取引について、
専門的な知識があるということが示せれば相当就職活動でのアピールになります。
それ以前に英語を使うことができるという、
TOEICやTOEFLといった資格も金融業界は重要視をしているようです。
ビジネス英会話が堪能であるということは、これからは転職時の必須スキルになるかもしれません。